Vol.04「水の里しらやま様」地域創生×ブランディングで地域を盛り上げるホームページ制作|福井県

目次

水の里しらやま様 地域ブランディングプロジェクト

ロゴから発信へ。世界観を伝えるホームページ制作

フィールドリサーチ、ワークショップ、ユーザーインタビューを経て言葉を磨き、ロゴという“象徴”が生まれた水の里しらやま様の地域ブランディングプロジェクト。
次に取り組んだのは、その世界観を地域の外へ届けるためのホームページ制作でした。

前回の記事はこちらからチェック
Vol.01 フィールドリサーチ・対面ワークショップの様子
Vol.02 ユーザーインタビュー・オンラインワークショップの様子
Vol.03 ロゴデザイン制作の裏側

ブランドとしての方向性が定まり、「この原風景が、君の原点になる。」というコンセプトが言葉とビジュアルで整った今、それを伝える拠点が必要になります。
ホームページは、その価値を一つにまとめ、誰でも触れられる場所として設計しました。


ホームページ制作の目的

地域の魅力を届ける“入り口”をつくる

今回のサイト制作の目的は、単なる情報掲載ではありませんでした。

・観光客を呼び込むための入り口にすること
・地域の活動や想いを知ってもらうこと
・しらやまの情報をまとめる拠点をつくること

これまで積み重ねてきたブランディングの内容を、初めて訪れる人にも伝わる形で整理し、「行ってみたい」と感じてもらうことを目指しました。


ターゲットは“家族で自然を体験したい人”

これまでの調査やインタビューの中で見えてきたのは、しらやまに惹かれる人の共通点でした。

・子育て世代
・自然体験が好きな人
・キャンプが好きな家族

特に印象的だったのは、「キャンプに行きたい」と言い出すのはお父さんが多いということ。
そこから家族の時間が生まれ、子どもとの関係が深まっていく。

また、子どもが学校に行きたがらないとき、自然の中で過ごす時間が心を整えるきっかけになることもあります。

自然の中で一緒に過ごし、会話が生まれ、家族の時間が戻ってくる。
しらやまは、そんな体験ができる場所でもあります。

ホームページでは、そうした家族の姿を思い浮かべながら、「自然を通して子どもと向き合う時間がある」という価値が伝わるように設計していきました。


世界観を体現するための写真と映像

今回の制作で特にこだわったのが、ブランドコンセプトをそのまま体験できるような世界観づくりです。

言葉だけで伝えるのではなく、写真や動画から空気感が伝わることを大切にしました。
実際に現地で撮影を行い、しらやまの自然や暮らしの温度が感じられる素材を集めていきます。

目指したのは、

・懐かしい日本の原風景を思い出すような空気感
・アウトドアの楽しさが伝わるシーン
・自然の中で過ごす温かい時間

サイトを開いた瞬間に、「ここに行ってみたい」と感じる感覚をつくることでした。


情報を“わかりやすく整理する”という設計

しらやまの活動は幅広く、掲載する情報量も多くなります。
そのため、制作の中で最も難しかったのは、膨大なページをどう整理し、迷わず見てもらえる構造にするかという点でした。

・必要な情報にたどり着きやすい導線設計
・違うページへ自然に移動できる構成
・記事を更新していける仕組みづくり

特に、地域の活動は時間とともに変化していくため、更新性の高さも重視しました。
記事を積み重ねていくことで、SEOの面でも強くなり、長く育てていけるサイトとして設計しています。


ロゴとコンセプトがあるから、世界観がぶれない

今回のホームページ制作は、いきなりデザインから始めたわけではありません。

・現地で感じた空気
・住民の方の言葉
・ユーザーインタビューで見えてきた価値
・「原風景」というブランドコンセプト
・ロゴで表現した世界観

これらがすでに揃っていたからこそ、サイト全体の方向性がぶれることなく、一貫した空気感で仕上げることができました。

ブランディングの土台があることで、デザインの判断基準が明確になり、「何をどう見せるか」が自然と定まっていきます。


公開後の反応は好評。「ペルソナの心に響くような優しさと分かりやすい表現」

公開後、地域の方から嬉しいご報告をいただきました。

環境省の総括会議の中で、このホームページが高く評価されたとのことです。

「ペルソナの心に響くような優しさと分かりやすい表現」
「行きたくなるようなデザイン構成」

といった点に温かい言葉をいただき、しらやまの魅力が多くの人に伝わるきっかけになるだろう、という評価をいただきました。

地域の方々にとっても、自分たちの魅力を外へ発信していくための、大切な拠点になり始めています。


ブランディングは“形をつくること”ではなく“伝えること”

今回のプロジェクトは、

フィールドリサーチから始まり、ワークショップで言葉を集め、ユーザーインタビューで価値を磨き、ロゴで象徴をつくり、ホームページで発信していく。

そのすべてがつながった取り組みでした。

ホームページはゴールではなく、ここから地域の魅力を発信し続けていくためのスタート地点です。
しらやまの原風景が、誰かの心に残る体験として届いていく。そんな未来につながる拠点が、ここに生まれました。

実際のページはこちらからご覧ください

この記事を書いた人

神奈川県川崎市のブランドデザイン会社「株式会社ドマノマド」代表取締役。2012年に富士通に入社し、8年間プロダクトデザイナーとして従事。2年連続で保活に敗れたことをきっかけに自宅を子どもと働けるシェアスペースにして起業。女性・ママデザイナーのためのスクール事業、ブランドデザイン会社としてロゴやホームページなどのブランドデザイン制作事業を展開。

目次