香りの背景まで伝えるためのホームページ制作
アマノハシタテアロマ様は、日本三景・天橋立の黒松を使い、国産では唯一となるアロマオイルを製造しているブランドです。
今回、その世界観とものづくりの姿勢をきちんと伝えるためのホームページ制作を担当しました。
このブランドの価値は、香りそのものだけでなく、
どこで、どのように、どんな想いでつくられているのかという背景にあります。
それを「説明しなくても伝わる形」に整えることが、今回のホームページの役割でした。
天橋立という“気の良い場所”をどう表現するか
天橋立は、海に松並木が浮かぶように続き、
神様が天から降りてくるためのハシゴだった、という逸話が残る特別な土地。
空・海・松が重なり合う、その独特の景色と気配を、
ホームページ全体のトーンとしてどう表現するかが大きなテーマでした。
写真の選び方、余白の使い方、色の温度感。
すべてを通して、
「この場所で生まれた香りなんだ」
と感じてもらえる空気感づくりを意識しています。
黒松と月のリズムに寄り添う、ものづくりの物語
アマノハシタテアロマ様のアロマオイルは、
満月の日に香りが最も高まる黒松の新芽だけを摘み取り、
新月の日に神社から汲んできた清らかな水を使って、
一滴一滴、丁寧に蒸留されています。
こうした手間や時間は、数字やスペックだけでは伝わりません。
だからこそホームページでは、
文章のリズムや構成を通して、
「急がない」「自然に逆らわない」ものづくりの姿勢が伝わるよう設計しました。
プロダクトを売るためではなく、信頼を育てるための構成
このホームページは、すぐに購入を促すためのものではありません。
まずは、
・どんな素材なのか
・どんな場所で生まれたのか
・どんな人たちが、どんな想いで作っているのか
を知ってもらうことを大切にしています。
その結果、
「香りを選ぶ」という行為が、
「この価値観を選ぶ」という体験へと変わっていきます。
ホームページは、香りの世界への静かな入り口
アマノハシタテアロマ様のホームページは、
ロゴと同じく、香りの世界へと誘う“入口”の役割を担っています。
強く語りすぎず、
でも確かに伝わること。
ページを閉じたあとも、
天橋立の情景や松の香りが、ふっと心に残ること。
そんな余韻を大切にしたホームページ制作となりました。
背景のあるブランドを、きちんと伝えたい方へ
自然素材や地域資源を活かしたブランドほど、
ホームページの役割はとても重要になります。
アマノハシタテアロマ様のように、
土地の記憶やものづくりへの姿勢を丁寧にすくい取り、
言葉・デザイン・構成で整えることで、
ブランドの価値は静かに、深く伝わっていきます。
背景のある商品や、想いのあるブランドを
きちんと届けたいと考えている方は、ぜひご相談ください。
物語ごと伝わるホームページづくりをお手伝いします。

