Vol.03「水の里しらやま様」地域創生×ブランディングで地域を盛り上げるロゴデザイン制作|福井県

目次

水の里しらやま様 地域ブランディングプロジェクト

言葉から“形”へ。地域の想いをロゴに落とし込む

フィールドリサーチ、対面ワークショップ、ユーザーインタビュー。
段階的に言葉を集め、しらやまという地域の価値を少しずつ言語化してきた本プロジェクト。

前回の記事はこちらからチェック
Vol.01 フィールドリサーチ・対面ワークショップの様子
Vol.02 ユーザーインタビュー・オンラインワークショップの様子

「この原風景が、君の原点になる。」というタグラインが決まり、ブランドの方向性が見えてきたタイミングで、次に進んだのがロゴ制作でした。

地域の魅力や想いを、視覚的に伝えていくための象徴づくり。
これまで積み上げてきた言葉やコンセプトを、形として定着させていくフェーズです。


ロゴデザイン制作で大切にしたのは、「しらやまの風景そのものを素直に表現すること」

地域の景色を、そのままモチーフにロゴを考えるうえで大切にしたのは、「しらやまの風景そのものを素直に表現すること」でした。

フィールドリサーチで見てきた景色。
ワークショップで語られた日常。
インタビューの中で出てきた体験の記憶。

それらを思い返しながら、しらやまらしさの象徴として取り入れたのが、

・透き通った水
・自然の中で過ごす時間
・コウノトリの存在
・豊かな食と暮らし

という要素です。

特に印象的だったのは、コウノトリの親子。
美しい水環境があるからこそ生きられる存在であり、地域の自然の豊かさを象徴する存在でもあります。

そこに、家族で過ごす時間や、自然の中での体験、そして美味しい水やご飯といった「暮らしの喜び」を重ねながら、ロゴの方向性を組み立てていきました。


3案の提案から見えてきた方向性

ロゴは最初からひとつに絞るのではなく、3つの方向性で提案を行いました。

・しらやまの景色をそのまま表現した案
・体験価値をテーマにした案
・象徴的なモチーフに絞った案

それぞれ違う角度から、地域の魅力をどう見せるかを考えたものです。
並べて比較することで、「しらやまらしさとは何か」を、関係者全員で改めて見つめ直す時間にもなりました。

このプロセス自体が、ブランディングの一部になっていきます。


最終ロゴデザインの方向性が決定

今回のロゴ制作では、これまでの工程で設定してきたペルソナも意識しました。

想定していたのは、キャンプ好きの男性を中心としたアウトドア志向の層。
自然の中で過ごす時間を楽しみ、体験そのものに価値を感じる人たちです。

そのため、色のトーンは

・アウトドアの空気感を感じられる配色
・小学生の子を持つ男性やファミリーから受け入れられる、落ち着いた色味
・地域のロゴとしての信頼感

この3つのバランスを大切にしながらまとめていきました。

派手すぎず、でも印象には残る。
長く使われていく地域のロゴとして、安心感のある佇まいを目指しました。

その結果、A案のデザインをベースに進めることが決定しました。


ペルソナを意識した世界観に路線を変更しました

ロゴは、その想いが一目で伝わる“象徴”

今回のロゴ制作は、いきなりデザインから始めたわけではありません。

・現地を歩いて感じた空気
・住民の皆さんの言葉
・外から訪れた人の体験
・「原風景」というコンセプト

それらが土台にあったからこそ、しらやまの景色をそのままモチーフにするという方向性に自然とたどり着きました。

ブランディングは、形を作ることが目的ではなく、その背景にある想いを可視化すること。
ロゴは、その想いが一目で伝わる“象徴”として生まれていきます。


ロゴとして扱いやすいよう、各媒体に展開した時のバリエーションも検討しました

ロゴができたことで生まれた変化

ロゴが形になったことで、これまで言葉で共有していた世界観が、視覚的に共通認識として持てるようになりました。

地域の景色や価値を、ひとつのマークとして表現できたことで、

「これが、しらやまなんだ」

と感じられる軸ができたように思います。

活動の場面でも使いやすく、地域の象徴として少しずつ浸透していく土台が整いました。


ロゴから、しらやまの世界観を発信するホームページ制作へ展開。

完成したロゴをもとに、次はホームページへと展開。
これまで積み重ねてきた言葉や世界観を、より多くの人に届けていくフェーズへと進んでいきます。

地域の魅力を、どう伝えるか。
どんな体験として届けていくか。

ロゴという“象徴”ができたことで、ブランドとしての発信が一気に動き始めました。

この記事を書いた人

神奈川県川崎市のブランドデザイン会社「株式会社ドマノマド」代表取締役。2012年に富士通に入社し、8年間プロダクトデザイナーとして従事。2年連続で保活に敗れたことをきっかけに自宅を子どもと働けるシェアスペースにして起業。女性・ママデザイナーのためのスクール事業、ブランドデザイン会社としてロゴやホームページなどのブランドデザイン制作事業を展開。

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