国産の黒松を使ったアロマオイルのパッケージデザイン
京都・天橋立の黒松から生まれたアロマブランド、アマノハシタテアロマさんのパッケージデザインを担当しました。
「手に取る体験」をつくるラベル・紙箱・パンフレットまでをトータルでデザインしています。
香りと向き合う時間を、静かに包むデザイン
アマノハシタテアロマの香りは、満月の日に摘まれた黒松の新芽を、新月の日に汲んだ清らかな水で一滴一滴、丁寧に蒸留するという特別な工程から生まれています。天橋立という神話性のある土地、自然と向き合うものづくり、そして「整える」「余白を取り戻す」という香りの役割。
それらが無理なく伝わるよう、パッケージ全体は情報を削ぎ落としたミニマルな構成を軸に設計しました。
ラベルデザイン|香りの正体を、そっと語る
ボトルラベルは、ロゴを主役に据え、余白をたっぷりと取ったデザインに。天橋立の海や松並木を想起させる静かなトーンの中で、「香りそのもの」に意識が向かう佇まいを目指しました。暮らしの中に自然に溶け込み、リビングにも寝室にも、持ち歩くポーチの中にもそっと馴染む存在感を大切にしています。
紙箱デザイン|開ける前から始まる体験
紙箱は、「贈る」「受け取る」という体験そのものを意識した設計です。
ロゴは型押しで表現し、白を基調とした静かな存在感に。過剰な装飾を避けながらも、箱を開ける動作が香りと向き合う小さな儀式になるよう整えました。
パンフレット|背景を知ることで、香りは深くなる
パンフレットでは、黒松という素材のこと、天橋立という土地のこと、蒸留へのこだわりや想いを、丁寧な言葉でまとめています。
香りは目に見えないものだからこそ、背景を知ることで感じ方が変わる。そんな体験を支える役割として、静かに寄り添うパンフレットを目指しました。
ブランド全体でつくる、ひとつの世界観
ロゴ、ホームページ、パッケージ、パンフレット。それぞれが独立するのではなく、触れるたびに同じ空気を感じられることを大切にしています。
アマノハシタテアロマが届けたい「整う時間」「立ち止まる余白」が、デザインを通してそっと支えられていたら嬉しいです。
ものづくりの背景や想いを、ちゃんと伝わる形に整えたい方へ。ロゴからパッケージ、WEBまで一貫した世界観づくりのご相談も、いつでもお声がけください。

