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常温熟成Hazy IPAで挑むクラフトビールの新たな可能性|HAZY LABO様 商品ブランディング事例(埼玉・狭山)

  • HAZY LABOビールラベルデザイン
  • HAZY LABOロゴデザイン
  • HAZY LABO店舗デザイン
  • HAZY LABOグッズデザイン
  • HAZY LABOクラウドファンディング
  • HAZY LABOサイトデザイン
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目次

埼玉県狭山市の駅前に、ちょっと変わったクラフトビール醸造所が誕生しました。

その名も「HAZY LABO(へイジーラボ)」。

「えっ、フルーツ使ってないのに、こんなにフルーティー!?」
「しかも、常温で熟成してるってどういうこと?」

そんな驚きと好奇心を呼び起こす、まさに“実験的”なクラフトビールづくりに挑んでいるのが、合同会社hazy labo代表の東里(あいざと)さんです。

音響関係の仕事を定年退職後、2023年に埼玉県の狭山市に醸造所をオープンされました

今回、私たちはこのユニークな挑戦を、商品ブランディングというかたちで全面サポートさせていただきました。
ロゴ作成やホームページ作成はもちろん、ビールラベル作成・看板作成・インテリアコーディネート、さらにはクラウドファンディングまで。
この事例では、クラフトビール業界に新風を巻き起こす「HAZY LABO」の立ち上げと、そこに込められた想いを、たっぷりとご紹介します。


実験的ブルワリー「HAZY LABO」狭山での挑戦

HAZY LABOは、埼玉県狭山市・新狭山駅から徒歩1分の場所にオープンしたクラフトビール醸造所です。
運営するのは代表の東里聡さん。
もともとは制作会社の音響の分野でMAミキサーとしてキャリアを積まれた方で、定年退職後、クラフトビール醸造家として音とは全く違う世界へ飛び込みました。

ご相談をいただいた当初から、「今までにないスタイルのビール体験にしたい」という熱意がひしひしと伝わってきました。
その起点となったのが、フルーツを一切加えず、ホップの力だけで“フルーティーさ”を引き出す「常温熟成Hazy IPA」というテーマ。

IPAというジャンルの中の、さらにニッチな世界、HAZYは「にごった」という意味。HAZYを美味しく作ることは非常に難しく、HAZY IPAに特化した醸造所は業界内でも類を見ない尖ったコンセプトであり、実験的な取り組みでした。


ブランドコンセプトから空間まで、すべてを“研究所化”

プロジェクトの核となるメッセージは、

「知的好奇心を刺激する、研究所のようなブルワリー」

この世界観を、ビジュアルや言葉、空間にまで落とし込むため、次のような施策を展開しました。


■ ロゴ作成はクールでシンプルながらも印象的に。

HAZY LABOのシンプルな文字をベースに、配管や音の波形をイメージした造形に。
HAZY LABOでの体験が、音が波及していくように世の中にじわじわと広がっていく未来を形にしていきました。
最後の「O」の文字はあえて横に倒し、落とし穴を表現。HAZY沼へと誘うちょっとした遊び心もプラスしています。

クラフトビール醸造所のロゴデザイン
ビールの樽の配管と音の波及を彷彿とさせるロゴです。

■ ホームページ作成はユーモアと知性をアピール

一番伝えたかったのは、「HAZY LABOは実験を繰り返している研究所」であるということ。
科学的な視点と東里さんの感性が交差するこの挑戦を、まるで研究ノートを覗き見するように楽しめる設計にしました。
トップページのメインビジュアルも、わかる人にはわかる、知的好奇心をくすぐる問いかけを敷き詰めました。
静かなユーモアと知性がにじむホームページとなりました。

クラフトビール醸造所のホームページデザイン

■ビールラベル作成で持ち帰りたくなるブランドへ。

クラフトビールの個性を視覚的に伝えるラベルは、ブルワリーのブランディングにおいてとても重要な要素。
ただ「かっこいい」だけではなく、HOPの“実験感”や“知的なユーモア”をどう表現するかが鍵でした。

ラベルには、あえてホップの銘柄や製造過程が事細かに記された「研究レポート」として味わってもらう感覚を意識し、
「読むラベル」「並べたくなるラベル」を目指しました。
アルコール度数ごとに色を分け、使うホップが変わるたびに記されたレポートの内容も日々変わります。

綿密に計算された階段のように構成された文字たちを下っていく先には、HAZY沼。
そんなHAZYの世界へと喜んで飛び込んでいく「人」をこっそりと入れ込む遊び心をプラスしました。

使用するホップやアルコール度数・製造プロセスによって、ラベルは日々変化します。

■ ガラス窓・看板・グラスデザイン作成し、没入感を。

「研究所」というテーマを視覚的にも感じられるよう、看板やガラス窓のデザインも統一感を重視。
店内に入る前からHAZY LABOの世界に没入するかのような、飲む前から期待が高まる感覚を演出しています。

クラフトビール醸造所の看板デザイン
窓ガラスのデザインは東里さんの歴代の趣味を模したグラフィックを施しました。
クラフトビール醸造所のグラスデザイン
このロゴをネイルにして来店されるお客様も。

■ 店内インテリアコーディネートで空間を演出

カウンター越しに樽が見えるレイアウト、無機質になりすぎない素材選び、控えめなラボ感。
「非日常だけど、落ち着く」空間に仕上げました。
樽を見ながら出来立てのビールを片手に、店主と語り合う姿を想像しながら、インテリアや空間のコーディネートをさせていただきました。


クラウドファンディング支援も並走し300万円の資金を調達

ブランド認知とファンづくりのため、クラウドファンディングの立ち上げにも伴走しました。
HAZY LABOのストーリーをどのように伝えるか、どんなリターン設計が熱量を生むか。
コピー、キービジュアル、リターン構成(限定缶+オリジナルグラス+体験会など)を含め、全面的にサポート。

おかげさまで、目標金額を達成することができました。
初期のファンコミュニティが自然と生まれ、今でもお店に足を運んでくれる方が多いそうです。

1ヶ月で300万円を達成!フード部門で1位、総合ランキング2位を獲得する注目プロジェクトに!

ファンの方が自然と広げてくれてる、って実感があります

そう語ってくださった、東里さん。

「ブランディングを依頼して、作ってもらったロゴをネイルにして来店されるコアなお客様がついたり、Tシャツやグッズを作って欲しいと言われて慌てて作ったりと、熱烈なファンを獲得できているのは、ブランドデザインの力が大きいと感じています。

ハイシーズンにはさまざまなイベントに毎月のように出店のお声がかかり、小規模なビアフェスにも関わらず、5時間で約20万円売り上げたこともありました。渋谷パルコのビアバーや、横浜のクラフトビアバーで、2店舗同日開催TAP TAKE OVER(その日のビールメニューをHAZY LABOで独占するイベント企画)のお話をいただいたりと、ご縁が広がっています。

また、群馬から毎週のように通ってくださる方や、北海道・大阪・仙台など、遠方から来店される方もいらっしゃるのが自分でも驚きです。お店に入ってこられたお客様が内装を見て『凄い、おしゃれー!』という声をよく耳にするのも嬉しいですね。」

と、嬉しいお言葉をいただきました。


プロジェクトメンバー紹介

  • ブランドディレクション・コピーライティング:吉田たかみ
  • アートディレクション・ロゴ・デザイン統括:吉田たかみ
  • WEBデザイン・ライティング:megumi・miwa
  • インスタ運用アドバイス・クラファン支援:吉田たかみ
  • 空間設計アドバイス:吉田たかみ
  • クライアント:東里 聡さん(HAZY LABO)

ブランディングサポートをご検討中の方へ

「商品や空間、SNSまで一貫したブランドを作りたい」
「クラウドファンディングで巻き込み型のプロジェクトにしたい」
そんな方に、私たちがお力になれることがあります。

小さな実験から大きな共感が生まれる。
HAZY LABOのような「共感から始まるブランドづくり」にご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

無料カウンセリングのご予約

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この記事を書いた人

神奈川県川崎市のブランドデザイン会社「株式会社ドマノマド」代表取締役。2012年に富士通に入社し、8年間プロダクトデザイナーとして従事。2年連続で保活に敗れたことをきっかけに自宅を子どもと働けるシェアスペースにして起業。女性・ママデザイナーのためのスクール事業、ブランドデザイン会社としてロゴやホームページなどのブランドデザイン制作事業を展開。

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